タイムシェア・コミュニケーションズ
タイムシェア・リゾートにはホテルとは違った建築上の特徴があります。ホテルの場合は、その運営上の必要から200室であれ300室であれ、一度に完成しなければならないという制約があります。それに見合った資金も一度に必要になります。規模のメリットを追及する必要から、建築スタイルも高層建築が一般的です。
一方、タイムシェア・リゾートは販売期間が比較的長期にわたるため、一度に全部完成する必要はなく、第1期、第2期、第3期というように、販売動向に合わせて、順次ユニット数を増やして行くのが普通です。もちろん、クラブハウスやプールのような基本的な付帯設備は第1期と同時に完成させる必要があります。
特に、アメリカのように広い用地面積が確保出来る場所では、建築スタイルも高層ではなく、中・低層の建物が多く見られます。
フロリダにあるアメリカ最大級のリゾートでは、1階建てか2階建ての低層ながら、1,000ユニット近くの規模のものが数箇所ありますが、それらも第1期は50ユニット位から出発しています。当然ながら、資金需要も段階的であり、リスク負担もそれだけ軽減されるというメリットがあります。大企業でなくてもタイムシェア事業参入が可能であり、それが急速な発展につながったのです。内部の構造についても、タイムシェア・リゾートでは、ホテルにはない特徴が要求されます。その特質の主なものには次のようなものがあります。
居住ユニットの種類
ホテル・ユニット(HU)
スタジオ・ユニット(ST)
1ベッドルーム・ユニット(1BR)
2ベッドルーム・ユニット(2BR)
3ベッドルーム・ユニット(3BR)

タイムシェアは家族利用を前提としていますが、国によってユニットの広さには大きな違いがあります。土地の値段や建築コスト、マーケットの需要の違いなどの差と思われますが、世界的に見ると次の表のようなユニットの分布状況です。

ユニット内の設備
家族の1週間滞在が基本ですから、ユニットの居住性には特に充分な配慮が必要で、快適さと同時に便利性が要求されます。一般的には、次のような設備が整っているのが普通です。
電話
テレビ
DVD・ビデオ・デッキ
FMチューナー・ステレオ
キッチン
バスルーム
洗濯機、乾燥機
掃除機
付帯設備
 プールやテニス・コートは、どこのリゾートでも標準的な設備とみなされています。その他の設備はリゾートの立地条件などによりまちまちですが、付加価値を増すと思われるものに次のようなものがあります。
クラブハウス
レストラン
アスレチック・ジム
ゴルフコース

比較的に小資本で始めるタイムシェア・リゾートにあらゆる付帯設備を付けるのは無理もあります。要は、ビーチやゴルフコース、スキー場、アミューズメント・パーク、ショッピング・レストラン街などのレクリエーション環境が整っている場所を選んでリゾートを建てれば、リゾートの付加価値が高まり、リゾート内の設備は限られたものでも遜色はありません。
サービスの内容
タイムシェア・リゾートも基本的にはホテルに準じたサービスを提供しますが、一般的に言ってホテルよりは簡素化されています。タイムシェア・リゾートで体験するホテルとの違いは、スタッフの対応がホテルよりはリラックスした、フレンドリーなもので、出来るだけアット・ホームな雰囲気を作り出そうと努められているのが窺われます。リゾートのスタッフの役割には、次のようなものがあります。
電話
チェックイン/アウト
清掃
コンシェルジュ・サービス
イベントの開催
管理会社の役割
リゾートの管理と運営は、タイムシェア・リゾートの成功に重要な役割を果たしています。販売が主であって、運営は従であるように見えますが、長期的に見るとこの両者は表裏一体であり、運営面でのトラブルが結果的にリゾート全体の失敗につながった例は数多くあります。
管理会社はデベロッパー自体が別会社組織にして運営に責任を持つ場合が多いのですが管理専門の会社に委託するケースもあります。リゾートの管理状況やゲストへのサービスがすぐセールス部隊の成績に反映する事を考えますと、デベロッパー自体が管理・運営に責任を持つ方が望ましいと思われます。管理会社の役割には次のようなものがあります。
リゾートの外部及びユニット内部の清掃とメンテナンス
予約管理とチェックイン業務
ゲスト・サービス
HOA(オーナー管理組合)との連絡業務
年間管理費の徴収義務
維持管理費用の内訳
もう一度、各オーナーが毎年支払う管理費の性格を確認しましょう。日本の会員制リゾートとの大きな違いがここにあるからです。
海外のタイムシェア・リゾートでは、1週間の宿泊は完全に無料であり、日本の「リネン費」という名目のサービス料(水道光熱費)も一切取りません。滞在ゲストを楽しませる為のリゾート内での各種イベントも無料です。有料なのは、電話代とレストランの食事、それにテニスのラケットとボール等のレンタル料ぐらいのものです。これは、交換で滞在している他のリゾートのゲストにも同様に適用されます。 リゾートの人件費、通信費、オフィス経費、各種イベント、水道・光熱費、メンテナンス・営繕費など、運営にかかるすべての経費は、オーナーからの年間管理費で賄われています。管理費も毎年前払いとなっていますので、滞在中の経費を心配する必要は要りません。

すべてのリゾートがこのように運営されていますので、オーナーは交換で他のリゾートに行っても経費の心配は要らないのです。
当然ながら、管理費を払わないオーナーは、自分のリゾートだけでなく、交換システムの利用も差し止められるようになっています。
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